努力を楽しむ努力ー東大編入体験記ー

初めまして。佐世保高専電子制御工学科のよっしーです。
この度、東京大学システム創成学科に合格しました。

自己紹介的なやつに関してはまた別で書いていてこの記事の最後にリンクを載せているので、是非そちらもご覧ください。

編入勉強においては、メンタルヘルスをけっこう意識して勉強していて、そのあたりの勉強法については後半に詳しめに書いたつもりなので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

 


スペック

席次

1年:1位
2年:1位
3年:2位
4年:2位

TOEIC

2年4月(IP):565
3年1月(IP):790
4年6月(IP):810
4年9月      :860(→提出)

主な資格

3年7月 英検準1級⭕️
3年1月 技術英検1級⭕️
3年2月 漢検準1級⭕️
4年7月 数検1級❌
5年4月 数検1級⭕️

新しいことを勉強するのが好きで、その勉強のモチベーションとして色んな資格に挑戦していました。

資格試験は申し込んでしまえば勉強して合格しないと損した気分になるし、勉強の成果が目に見える結果として現れるので、勉強のモチベとしてオススメです。
資格は社会で役に立たないと最近よく言われたりしますが、資格勉強は権威などのためではなく自分の成長のためなので、積極的に挑戦した方が良いと思います。

 

中学生時代

部活の野球とモンストしかしていませんでした。ですが、テストでは100点を取ることしか考えていなかったのでテスト前はけっこう勉強していて、大体学年1位を取っていました。
進路はロボコンとプログラミングに興味があったので、高専に行くことにしました。

 

1年生

前期はテスト期間以外はロボコンとモンストしかやってませんでした。
後期に入って、モンストの時間が無駄だと感じ、次第にやらなくなりました。(👏👏)

1~3年生の間は寮生活をしており、点呼や寮食の行列など待たされる時間が多かったので、その隙間時間にポケットサイズの手書き単語帳をずっと見ていました。地味ですがこの小さな積み重ねが単語力の向上にかなり役立ったと思っています。


冬頃に、「成功者と呼ばれる人で、読書をしない人は一人としていない」みたいな言葉を聞いて、それまで読書を全くと言っていいほどしてこなかった私は読書の必要性を感じました。BOOK OFFの100円コーナーに行くと、読みたいと思う自己啓発書がたくさんあって、30冊ぐらいまとめ買いしました。自己啓発書のタイトルを見るとどれも読まないと損する気がして全部読みました。その後も何回かまとめ買いを繰り返して、この読書によってその後の考え方・生き方が好転したことは間違いないと思います。

 

2年の4月にTOEICを受けてみようと思い、1年生の春休みはTOEICの勉強を頑張りました。倍速再生やループ再生ができるAudipoというアプリを使ってリスニングを重点的に練習しました。初めに、聞いただけでは理解できなかった箇所の英語を原稿で確認して、音だけを聞いて全ての英語のテロップが頭に流れるようにしました。その後、原稿も見て音声も聞きながら音読したり、音声だけを聞いてそのまま声に出したり(シャドーイング)、逆に原稿だけを見てできるだけ早く音読したり、というのをやっていました。倍速再生機能とループ再生機能を使ってどれだけ速い速度までついていけるか?というのをゲーム感覚でやっていたので、やめ時が分からなくて、1つの文章に対していつも20回近く音読していたと思います。この方法でかなりリスニング力がついたと思っているのですごくおススメです。

 

2年生

2年生になってロボコンでは本格的にロボットの製作に携わりました。最初の頃は初めてのことばかりでワクワクしていましたが、コスパ(時間効率)を重視してしまう性格なので、みんなで協力して作業するというのが向いていないかもしれないと次第に感じるようになりました。このままだと貴重な高専の5年間がロボコンだけになってしまう気がしたので、2年生の大会が終わった時点でロボコンを辞めることに決めました。
同時にその頃、志高く話が合う友達が周りにいないことや授業の進みが遅いことが嫌になって、高専を辞めて一般入試で東大を目指そうかと本気で考えました。ですが、先生に「1人で勉強を続けるのは精神的に相当難しい」と言われ、自分でも「高専を捨てるよりも、比較的(←大事)合格しやすい編入で東大を目指しつつ、せっかくだから高専でしか出来ないようなことを楽しもう!」と思い、この時に東大編入を目指すことを決めました。実際に高専での自由な時間を使って様々な資格や趣味などに挑戦できたし、東大編入の勉強を本格的に始めてみて、孤独な状態で1日中の勉強を1年以上続けるのは絶対に無理だったので、この時学校を辞めたりしなくて本当に良かったなと思います。

 

2年生の冬にコロナが流行り始めて、コロナによる制限ぎりぎりの春休みにシドニーに3週間の語学留学に行きました。1人で海外に行くのはもちろん初めてだったので、不安もありましたが、無事生きて帰ってくることができました。
最初のクラス分けの筆記テストの結果、その学校で1番上のクラスに入ることになり、読み書きに関しては授業についていけましたが、特に話すことに関しては周りにいる他国の留学生の勢いに圧倒されていました。自分は言いたいことを頭の中で整理してからじゃないと話せないのですが、周りの外国の人は質問に対してすぐに話し始めて上手とは言えない英語でなんとか伝えようとしていたので、ただただすごいなと思っていました。
この3週間の留学は英語力を身に着けたというより、英語を話すことと聞くことの未熟さを感じつつ、シドニー観光を存分に楽しんだ3週間でした。

ブルーマウンテンズ

船からのオペラハウスとハーバーブリッジ

ぬいぐるみみたいなコアラ


3年生

遠隔授業になり、あまり勉強していませんでした。アニメを見たり、初めてそろばんに挑戦してみたり、トランプ52枚の順番を覚えるメモリースポーツというものに挑戦したりしていました。
遠隔授業の後半は7月の英検準1級のためにmikanの1ヵ月Pro会員になり、単語を勉強しました。mikanはスマホ一つでいつでもどこでもできるし、単語の音声を聞きながら覚えられるので、英単語の暗記にはとても良いと思います。英検準1級の試験後は絶対落ちたと思っていたので、合格通知を見たときはすごく驚きました。


学校の数学のテストで、2年生までは毎回1つずつぐらいミスが出てしまっていつも98点とか96点とかを取っていました。しかし、3年生になってテスト前に同じ問題集を何周も解くようにしてから数学で安定して100点を取れるようになりました。以前は、問題集を1回やって理解すればそれ以上やっても意味がないし、計算ミスをなくすことなど不可能だと思っていました。しかし、同じ問題集でも繰り返し解くことで、脳死で手が動くくらい問題に慣れることができ、脳のリソースを解き方ではなく計算に集中できるため、計算ミスが減らせることに気が付きました(※持論)。3年生での4回の数学のテストはすべて100点を取ることができ、かなり自信になりました。

 

4年生

一人暮らしも大変だと分かっていましたが、それよりも寮生活が嫌だったので、4年の4月から一人暮らしを始めました。皿洗いや洗濯など面倒なこともあり、勉強時間の確保が難しい面もありましたが、他人を気にせず自分のペースでやりたいように生活できるという点で1人暮らしを始めて良かったかなとは思っています。前期は6月のTOEICに向けてと、7月の数検1級に向けて勉強していました。

7月に佐世保高専の先輩が東大に合格したことを聞いて、話を聞きに行きました。そこで「スタプラtwitterはやった方がいいよ」「編入勉強は早ければ早い方がいい」と言われ、これを聞いて良い感じに焦りを感じたので、編入勉強に本格的に取りかかり始めました。スタプラを始めてみると既にかなり勉強を重ねている人が多くいて、まずは早く追いつかねばという思いで夏休みはがむしゃらに勉強していました。僕は焦りを感じている時に集中力が高まると経験的に感じていたので、今考えてもこのタイミングに勉強を始めたのは僕的にはベストだったかなと思っています。


8月末に、里さんスタプラで過去問の解答を共有したいとコメントしていて、僕も編入勉強はまだまだで役に立てるのか不安もありましたが、「行動してみなければ何も始まらない。もし歯が立たなくてもそれを自覚できるだけで貴重だ。」と思い勇気を出して里さんに連絡をしました。その後あんどーさんそうさんを誘って4人のDiscordグループが完成しました。それからは毎週1つ以上の過去問を解き回答を共有しました。このグループのおかげで、みんなが頑張ってるのに自分だけ置いて行かれるわけにはいかないと思い半ば強制的に勉強しないといけない状態を作ることができました。みんなの答えが割れたときに間違いをお互いに指摘し合って答えを統一できたり、誰かの疑問をみんなの知識を総動員して解決したりするのがとても楽しい時間でした。あの時勇気を出して里さんに連絡をして本当に良かったなと何度も思います。

・あんどーさんの体験談

t.co

・里さんの体験談

t.co

 

詳しい勉強方法などについては後述しますが、大体冬頃までは参考書を解き進めることを中心にやっていました。年が明けたくらいからは過去問で間違ったところから自分に足りないものを考えて、それを埋められるような勉強をしていました。1月から東大の過去問を週に1つずつ年度を遡るように解いていました。

佐世保高専は5年生になっても授業がパンパンに詰め込まれていて、5年生の4月になると勉強時間があまりとれないことは分かっていたので、4年の春休み終わりにはいつ受験がきてもいい状態にしようと思って春休みも頑張っていました。

 

5年生

5年生の授業が始まると、パンパンの授業と出願書類の準備であまり勉強できませんでした。それでも春休みの時点で合格ラインには達しているかなと思ってはいたので、焦りはありませんでした。過去問で間違えた箇所の補足勉強をして、次こそは全部正解できちゃうんじゃね?と思って過去問を解いては結局いつもと同じぐらい間違えるというのを繰り返していました。


1次試験当日

英語

・英文和訳(宇宙の膨張の話):体感8割
和文英訳(ディープラーニングの話):体感8割
・長文読解(都市の種類の話):体感5割。
こんなことを言うとちゃんと解ける人には反論されるかもしれませんが、長文読解の記述問題は、日本語の文章で時間を無限に使って考えたとしても何が答えか確定できない(ことが多い)ので、あまり考えすぎずにそれっぽい答えをできるだけ早く書くようにして、残りの時間を和訳や英訳の見直しに充てた方が良い気がします。

数学

微分方程式:体感5割
・確率:体感7割
複素関数:体感4割
線形代数:体感10割
複素関数特異点とその位数と留数を求める問題で、aを4つに場合分けしたら計算量が大変なことになって、場合分けの必要がなかったのか、もっと簡単に計算する方法があったのか、、きつかったです。
数学が終わった瞬間は「今までの努力がこうやって一瞬で消えていくのか、、」と絶望しましたが、物理が始まる時間までには「そんな完璧に解けている人なんていないだろうし、とりあえず物理でやれることをやるだけだな」という前向きになることができました。

物理

・力学:体感10割
・電磁気:体感10割
・機械力学(?):体感4割
第3問の(3)の解き方を間違えて、そのせいで(4)(5)も間違えました。5分前ぐらいに(3)の正しい解き方が分かりましたが間に合いませんでした。

試験後、受験者7人で集まってサイゼで夜ご飯を食べました。全員が数学に絶望していたので、相対的に考えて数学も少なくとも受験者の半分よりは上かなと思うことができて、合格しているかもなと思えました。
試験から解放されて、これまでスタプラで一緒に頑張ってきた他高専の人たちと語り合うことができて最高に楽しい時間でした。


1次合格発表

合格しているかなという自信が8割ぐらいあったので、良い感じにワクワクしながら結果を見ました。まず自分の番号があることを確認してしばらく喜びを噛みしめました。そこには自分の番号だけでなく、絶対落ちたと絶望していた人も含めDiscord仲間の4人全員の番号があり、みんなで喜びを分かち合いました。継続して頑張ることは難しいからこそ、4人で約1年間ほぼ毎日頑張ってきたように、努力を継続できれば結果はついてくるんだなというのを実感しました。

この勉強量で本当に東大なんて受かるのか?と不安を感じることもあると思いますが、それは誰でも感じることだし、多くの人はそこで諦めてしまうので、不安に潰されることなく、無理しない範囲の勉強を毎日継続的に頑張ることが出来れば合格にかなり近づけると思います。


2次試験

集合時間の15分ほど前に集合場所に入り、50分ぐらい待って面接場所に案内されました。

Q.東京大学を志望した理由は?
A.~~

Q.係数工学科(第一志望)とシステム創成学科(第二志望)を志望した理由をそれぞれ
A.~~
(面接の順番からして第二志望っぽいなと事前に思ってはいましたが、この質問のされ方は第二志望になるパターンだと思いました。)

Q.卒業研究は何やってる?
A.~~

Q.使ったことあるプログラミング言語は?
A.C言語Python、あとHTMLとCSSJavaScriptを使ったことがあります。

Q.プログラミングでどんなものを作ったことがある?
A.HTMLとCSSJavaScriptを使った一人で神経衰弱をするアプリのようなものを作ったり、Pythonでオセロをするプログラムを作ったことがあります。

Q.シドニーに留学したって書いてあるけどそこで学んだこととか
A.日本人は英語の読み書きはできるけど、聞いたり話したりすることは他国の人と比べて弱いなという事を痛感しました。

Q.シドニーと日本の文化的な違いは感じた?
A.そこまで大きなカルチャーショックのようなものはなかったですが、食事における健康面への配慮や衛生面は日本とは違うなと感じました。

Q.プログラミングに興味があるって書いてあるけど、最近世の中で効率悪いなとか改善したいなと思うことは何かある?
A.(…3秒ぐらい…)町中の信号機が、誰もいないのに待たされることが多くあるので、もっと効率よく信号機を運用できないかなと考えたことがあります。
(意表を突かれたような質問でしたが自分でも割と上手く返答できたんではないかなと思います。)

第二志望に振り分けられそうなことに少し悔しい気持ちはありましたが、落ち着いて受け答えができたので落ちることはないだろうと思いました。

面接において、志望動機などほぼ確実に聞かれる質問については事前に返答を考えて用意しておくことも大事ですが、暗記したことを言うという考えだと、本番の緊張で忘れたり、予期しない質問に対応できなかったりするので、暗記を頑張るよりも、学校のことについてちゃんと調べ、自分の性格や将来やりたいことについてしっかり考えて整理しておくことの方を重視した方が良いと思います。そうすることで、どんな質問がきても、その時頭に浮かんだことをそのまま言えば対応できるので、落ち着いて面接に臨めると思います。
そうするためにも、まずは志望調査票に書く内容を出願日のかなり前から準備して何度も何度も考えたうえで提出することをおススメします。そうすることで面接対策も楽になると思います。


2次合格発表

1次の合格者20人全員合格でした。
予想通り第二志望のシステム創成学科に配属されており、悔しい気持ちも多少ありましたが、それよりも来年から東大で勉強できることに嬉しさを感じていました。

 

編入学試験の勉強について

英語

まず、単語に関してはみんなが鉄壁をやっていて、自分もやらないと不安になったので鉄壁をやりました。ですが、それまでTOEIC関連の本やmikanである程度やっていたので、知っているものも結構多くて、別に必須ではないのかなと思いました。小さいほうが持ち運びもしやすく隙間時間に覚えられるので、好きな単語帳で勉強すれば良いかなと思います。それでもやはり鉄壁には多くの単語が網羅されていてとりあえず鉄壁1冊やっておけば安心できる感じはあるので、持ち運びやすさと網羅性のどちらを重視するかで選べばいいかなと思います。

和訳と長文読解に関しては、集中力が比較的ある時は構文解釈の練習として英文読解の透視図ポレポレ、少し疲れ気味の時は長文を早く読む練習として速読英単語(必修と上級)をやっていました。英文読解の透視図は、最初はわけが分からなかったですが、読み進めるにつれてコツが分かってきて、自分で訳せるようになっていきました。しばらく考えて分からなかったらすぐに答えを見て、その後訳が分かったうえで1つ1つの単語の意味や役割を意識しながら英文をじっくり読むことに時間を使った方がいいと思います。ポレポレも最初めちゃくちゃ難しかったですが、英文読解の透視図をやった後に読むと結構読めるようになっていました。ポレポレは確認用みたいな感じで使ってしまったので、比較はできないですが、個人的には英文読解の透視図で構文解釈がかなりできるようになったので、そちらをオススメします。

英作文は、なかなか成長を実感できずあまりやる気にもなれなかったので、勉強法に一番悩みました。集中せずに単純に英文を書いて答えを見ることの繰り返しだと何も身についていない気がしたので、一番習慣にもしやすく集中力も高い朝の30分~1時間で毎日英作文をやるようにしていました。英作文は、文法事項を覚えることも大事ですが、言語は数学のように完全に体系化されたものではないので、英文を書いて答えを見るというフィードバックをひたすら繰り返して、英作文の感覚を養うしかないのかなと思っています。

数学

数学は、編入数学徹底研究編入数学過去問特訓細野真宏の確率が本当によくわかる本をまずはやりました。ある程度やったら、あとは過去問を解きながら、その穴埋めとして、図書館にあるマセマ大学入試攻略シリーズ(河合塾)をやっていました。最後の方で、数学/徹底演習複素関数攻略への1本道を確認として解いていました。

数学に関しては、解き方を暗記するのではなく、なぜその解き方になるのかという導出の部分を理解することがすごく大切だと思います。また、集中力があるときは、難しい問題を考えたり理解する時間にして、少し疲れている時は、比較的簡単な問題や1度解いたことがある問題をゲーム感覚でできるだけ早くミスしないように解くというのをやっていました。特に行列の基本変形などは計算ミスをしやすくて、ミスを防ぐにはとにかく慣れるしかないと思うので、ある程度量をこなすことも大事だと思います。東大の数学は時間との戦いで、難しい問題に頭を悩ませている時間は多分ないので、難しい問題の解き方をいかに思いつくかよりも、どれだけ解ける問題の幅が広いか、そしていかに解ける問題を落とさないかが大事になります。なので、問題集も分からない問題はすぐ答えを見て、後日同じ問題を自力で解けるようにして解ける問題の幅を広げること、そして本番の緊張の中でも焦らず早く正確に計算できるように練習を繰り返すことが大切だと思います。

物理

物理は、物理のエッセンス(2冊)、名門の森(2冊)でほぼすべて勉強しました。図書館にあった漆原の物理を確認として解いたりしていました。

物理に関しては、全ての問題を定性的に考えて、物理的感覚を養うことが大事かなと思います。そうすることで、初めて見るような問題でも、「感覚的にこうなりそう」と予想することができ、立式が見えてくることがあります。また、物理は単位が一致するか計算してみることで間違いを見つけたり、立式のヒントを得ることが出来るので、答えに自信がないときや考え方が分からない時に単位で考えてみる癖をつけておくといいと思います。また、受験の時は問題文に与えられている文字だけで答えているか確認するようにしましょう。

スケジュール

自分は、スタプラの他の人よりも編入勉強を始めるのも比較的遅く、1日の勉強時間もやや少なかったかと思いますが、効率を意識して勉強していました。夜の10時ぐらいになるといつも眠気が襲ってくるので、寝る前に英単語の暗記などをして休日も変わらず毎日10時半ぐらいには寝ていました。起きる時間は日によって多少変わりますが、6時前後に起きていて、いつも7時間半ぐらいは寝ていたと思います。睡眠時間を削っても日中の集中力が落ちるだけだと分かっていたので睡眠時間は十分にとっていました。昼寝も、学校がある日は3限前の15分間、学校がない日は13時半ぐらいから15分間の毎日とっていました。集中できる時間とあまり集中できない時間によってやることを変えて、効率を高めていました。

勉強時間としては、休みの日は、少し休憩もしながら普通に勉強を頑張ったら大体いつも8~9時間に落ち着いていました。夏休みに、1日最大何時間勉強できるのか限界に挑戦しようと思って、やってみたところ13時間ぐらいでした。ですが、ほとんど休憩もせず13時間も勉強すると集中力は落ちるし、次の日のやる気は落ちているし、何よりも能動的に勉強しているというよりも勉強に追われている感覚があって、これは良くないと思いました。勉強は嫌々やるよりも目的意識をもって能動的に取り組んだ方がパフォーマンスが上がると思っているので、無理せず1日8時間を毎日継続することを意識しました。

 

深そうな話

(※編入勉強期間中に自分もゲームをダラダラやっていた期間はあるので、これからの話はあくまで理想の話です。それと、あまり制限をかけすぎた生活は限界が来るので、溺れない範囲で計画的にゲームなどを楽しむ分にはむしろ良いことだと思います。ということを先に言っておきます。)

勉強なんてしなくても生きていけるし、楽しいゲームや映像作品がこんなに飽和している世の中で、なぜ勉強しなければいけないのか?と誰もが1度は考えたことがあると思います。その瞬間だけのことを考えると、ゲームの方が楽しいかもしれませんが、ダラダラとゲームを続けていても無力感を感じて、長期的に考えて、楽しくて幸せな日々とは言えないと思います。一方で長期的な視点で考えた時に勉強を頑張るメリットは大きすぎます。お金があっても盗まれるかもしれませんが、勉強で得たものは誰にも盗まれないので、一生の財産になります。自分が優秀になれば周囲も優秀な人ばかりになり、加速度的に成長することができます。色んな知識や考え方を習得することで、世の中のあらゆることを深く味わうことができ、人生が豊かになります。まだまだメリットはたくさんあると思いますが、今のうちに勉強をすることで、このようなメリットをこれから一生享受できると思うと若い今のうちに勉強を頑張るコスパは高すぎると思います。このことを考えると、勉強をして今まで解けなかった問題が解けるようになったり、新しい知識が増えてどんどん成長していくことが、ゲームなどよりも楽しいと思えるのではないでしょうか。

また、せっかく本気で勉強を頑張るのであればその過程をどうやって楽しむかということを意識してほしいと思います。勉強を楽しむことが出来れば途中で挫折することもなく、勉強法に関しても、ゲーム攻略と同様に試行錯誤しながら自分なりの勉強法を見つけることが出来ると思います。同じ事ばかりを続けていると、時には勉強が辛くなる時もあると思いますが、そういう時はしばらく勉強と距離を置いて、勉強するメリットや勉強の楽しさを考え直してみることで、しばらくしたらまた能動的に勉強できるようになると思います。辛いと思いながら勉強していても効率は上がらないし、それこそ辛いだけなので、「将来に向けた努力を楽しむための努力」を意識してみてほしいです。


さいごに

東大編入に興味がある人はまずはスタプラをインストールして勉強時間を記録することから始めましょう。そして、一緒に頑張る編入仲間を見つけて協力し合うことができれば合格に大きく近づくと思います。

 

長くて拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

(自己紹介的なやつも公開しているので、そちらも読んでくださると嬉しいです!!

yo-yoshi.hatenablog.com

自己紹介的なやつ

初めまして。佐世保高専5年のよっしーです。

このブログを始めるにあたって自己紹介的なものを書きたいと思います。
これまでやってきたことや趣味の変遷を時系列的に書いていくので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

やってきたことなど

野球

小学3年生から中学3年生まで野球をやっていました。全然上手くはなかったですが、真面目な性格だったので、小中それぞれの最高学年時はキャプテンをやっていました。ポジションは内野で、打つのよりも守備の方が好きでした笑。


KUMON

小学2年生から5年生までKUMONで英語をやっていました。5年生の冬に英検3級を取った後、それ以上やる意味を見失ってやる気がなくなったので辞めました。この時の英語がどれくらい今に役立っているのかは分かりません。

 

中学生時代

中学生の時は、基本的に野球とモンストばかりやっていましたが、テストでは100点を取ることしか考えていなかったのでテスト前は結構勉強していて、大体学年で1位を取っていました。おかげで90点を下回ることはほとんどありませんでしたが、いつも小さなミスをしてしまって100点よりも98点をとった回数の方が多い気がします。。


日本国憲法の暗唱

中学校の社会の授業には、興味関心の評価として発表回数などに応じてポイントがもらえる仕組みがあり、公民の授業で憲法の第○条を暗唱できたら△ポイントというのが10個ほど書かれたプリントがありました。自分はこういうのに燃えるタイプで1枚目をクリアしてより難しい2枚目をもらいました。そして、2枚目に書いてある少し長めの条項を1回の授業の間に全て暗唱し、さらに2倍カードというレアアイテムを駆使して1回の授業で100ポイント以上稼ぐという(true)破天荒なことをしました。

(※「(true)~」は、僕が大好きなゆる言語学ラジオ内で提案された、「誤用されることも多いけど正式な意味で」ということを示すローカルな記号。使ってみたかった笑)

 

ロボコン

ロボコンとプログラミングに興味があって高専に入学したので、ロボコン部に入りました。1年生の時は雑用がメインであまり楽しいとは言えませんでしたが、テレビで見ていたようなロボットが目の前で完成するのにワクワクして、来年この製作に自分も携われることに期待を膨らませていました。2年生になって、ロボットを動かすプログラムを担当し、初めてのことばかりで最初はワクワクしていましたが、次第に楽しさが薄れていく一方で、コスパ(時間効率)重視の自分は、みんなと歩幅を合わせて協力して1つのものを作るのが向いていないかもしれないと感じるようになりました。今年の大会を最後に辞めるかもしれないと思い、逆に大会前は絶対に後悔しないようにと頑張りました。大会はロボットの不調もあり惜しくも全国大会出場を逃しました。今回の大会にかける思いが強かったからこそ、悔しくてかなり泣きました。悔しかったですが、やれることはやり切ったかなという思いはありました。これでロボコンというものを一通り体験できた気がして、同じようなことをもう1年頑張るよりはやったことがない色んなことにチャレンジしてみたいという思いの方が強く、2年生の時の大会が終わった後、ロボコンを辞めることに決めました。今思うとこの決断はとても正しかったなと思います。おかげで、色んな新しい経験が出来たり、新しい趣味に挑戦することが出来ました。

 

シドニー語学留学

ロボコンを辞めたタイミングで、新しいことにどんどん挑戦したいと思い、2年終わりの春休みにシドニーに3週間の語学留学に行きました。語学学校の最初の筆記試験での点数が良かったらしく、その学校で1番上のクラスに入ることになりました。読み書きに関してはついていけましたが、特に話すことに関しては周りにいる他国の留学生の勢いに圧倒されていました。勉強的な読み書きはできるけど、話す聞くといった英語の運用に関しては弱いという日本人らしさを実感しました。
シドニー観光は存分に楽しむことができましたが、せっかく日常で英語が使われている国に行ったので、もっと町中でも色んな人に質問してみたり、ホストファミリーの人と話をすれば良かったなと思いました。

敷地内からのオペラハウス

人間みたいな体勢でくつろぐカンガルー

 

資格試験

新しいことを学ぶことが好きで、資格試験は勉強のモチベーションになるし、目に見える結果が返ってくるので、勉強の目標として資格試験を活用していました。基本的に、やりたいこと(やるべきこと)がいっぱいあって、それらを次々に片付けていく感覚が好きなので、暇になりそうな期間があったら良い感じの資格試験ないかな~?という感じで、「今受験しても絶対受からないけど、1か月本気出せばワンチャン受かるかも」ぐらいの試験を毎回申し込んでいました。

高専時代に挑戦した資格試験は次の通りです。

2年7月 ITパスポート試験
2年9月 漢検2級⭕️
2年10月 基本情報技術者試験⭕️
3年7月 英検準1級⭕️
3年10月 応用情報技術者試験⭕️
3年12月 世界遺産検定2級⭕️(完全に趣味)
3年1月 技術英検1級⭕️
3年2月 漢検準1級⭕️
4年7月 数検1級❌
5年4月 数検1級⭕️

英検準1級と漢検準1級は絶対落ちると思っていたので、合格と知ってとてもびっくりして、その後調子乗って数検1級も挑戦したら見事に落ちました。

 

これまでの趣味

モンスト

小学5年生の時にiPodを手に入れて、モンストを中心に回る生活が始まりました。寝る前と学校に行く前には毎回スタミナをほぼ0にし、起きた後と学校から帰ってきた時にはすぐにとりあえずスタミナの満タン状態を回避することを徹底していました(今考えると尊敬できるレベル)。キャラクターをはじいて、それが動き回っている間に宿題の漢字を2~3文字書いたりしていました。モンストは高専に入って辞めましたが、それまで熱量の高低はあれモンストから離れることはありませんでした。おかげで(?)中学校でも高専でも無課金の中で僕より強い人は多分いませんでした。今思うと、この時間に読書とか楽器演奏とかに挑戦してみたかったな...という後悔はあります。

 

けん玉・ルービックキューブ

小さい頃からけん玉は触ったことがあって、久しぶりにやってみるとハマってしまいます。技としてはふりけんが一番好きで、30回ぐらい連続で成功させた記憶があります。難しいので言うと、世界一周、宇宙一周はまぁまぁできて、うぐいすはこれまでに3回ぐらい成功させたことがあるぐらいです。

ルービックキューブは、6面揃える手順書を見て繰り返しやっていたら手順を覚えてしまって、一応6面揃えれるようになりました。ですがそれ以上の時間短縮の手順には手を出していないので、3分で揃えられるぐらいです。

 

クイズ

小さいことからテレビのクイズ番組が好きで欠かさずと言っていいほどずっと見ていました。高専1年の時に高専クイズ連合というものの存在を知り、クイズを始めました。みんはやというクイズアプリで復習を頑張ったり、歴代内閣総理大臣、月の誕生石、県の鳥などを覚えていた時期もありました。ですが、クイズは頑張るのではなく楽しむべきだと思うようになり、暇な時にたまにみんはやをするぐらいになりました。

2年生の時と3年生の時にそれぞれ違うメンバーで高校生クイズに参加し、2年連続で県内で2位になったのですが、いずれも代表決定戦で敗れ、全国大会出場は逃しました。

 

ペンシルパズル

ペンシルパズルは、ナンプレに代表されるような、分かるところを次々に埋めていくことで最終的に条件を満たす1つの解を導くパズルの総称です。ペンシルパズルというものの存在を知って、本やスマホのアプリで解いてみると、楽しすぎて無限にやっていられました。種類は色々ありすぎて挙げるときりがないですが、好きなもので言うと、波及効果スリザーリンクぬりみさきましゅなどが好きです。

 

そろばん

河野玄人さんの頭脳王振り返りYouTube配信を見ていた時に、河野さんは「独自の方法で普通の人より暗算できるけど、そろばんやってた人には構わない。でも一応暗算できちゃうから今からそろばんやろうとは思えない。」と言っていて、なぜかこれを聞いて猛烈にそろばんをやってみたくなりました。半年ぐらいやって、高専3年生の10月にそろばん検定の5級と4級を取得しました。ちなみにその時の検定会場には小学生しかいなくて、めちゃめちゃ浮いていました笑。5級と4級を取得したあたりで、そろばんがどういうものか分かったし、そろばんができる人の頭の中でそろばんをはじくという感覚は分かったけど、それができるようになるには相当な訓練が必要だと身をもって感じたので、そろばんの世界を体験できたことに満足してそれ以降やらなくなりました。小学生の時とかからそろばんをやっていた人が本当に羨ましいです。

 

モリースポーツ

テレビで、トランプ52枚の順番を覚える方法が紹介されていて、これは自分にもできるかもしれないと思い、遠隔授業の期間に2ヶ月ほど練習しました。最終的に大体3分以内には覚えて、5分経つまで2分ほど待った後で、別のトランプで完全に再現するというのができるようになりました。記憶の方法としては、まず52枚のカード全てに「人」と「物」と「動作」の3つをそれぞれ対応付けます。次に、家の近所を散歩するイメージで、17か所の目印となる場所を用意します。あとは、トランプ3枚一組で「誰が」「何を」「どうした」という出来事を17か所で順番に目撃するイメージを焼きつけます。(最後だけ物を2つ登場させる)。カードの対応付けに関して僕の場合は、「人」のところは「小学校の出席番号」、「高専の出席番号」、「少年野球の時の背番号」、「プロ野球選手の背番号」のそれぞれ1~13番の人を対応させ、物と動作のところは、ハートの1だったら「ハイ」からつながる「ハイチュー」「入り込む」、ダイヤの4だったら「ダシ」からつながる「だし汁」「ダッシュする」などと対応させていました。その52枚×3つの対応をいかに一瞬で間違いなく連想できるようになるかが時間短縮の1番のコツになります。ちなみに世界記録は12.74秒だそうです。恐ろしい。。


ボードゲーム

高専に入ってから、ボードゲームにもはまって、色んなボードゲームを買ったり、ボードゲームカフェで遊んだりしました。オンラインでボードゲームを楽しめるBGA(ボードゲームアリーナ)というサイトもあるので、たまにそれで遊んだりもします。

運要素が比較的少なくてめちゃくちゃ考えるゲームが好きで、天下鳴動ローゼンケーニッヒバトルラインSplendorアズールなどが好きです。特に天下鳴動は、戦国の戦を題材にした日本発祥のゲームで、戦力(兵コマ)を複数の戦場に上手く配置することによって多くの城を占拠することを目指します。毎回それぞれの城を占拠することで得られる得点が変わったり、隣接した戦場へ援軍を送れるルールがあったりと面白い要素がたくさんあるので、是非調べたり購入して遊んでみたりしてほしいです。

天下鳴動

 

 

最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!!